山本技研工業株式会社は工場などで使用する機器をリリースし続けてきましたが、その中には食品業界と密接に関係したものもあります。
日本国内では毎日数えきれないほどの食品が処分されており、しばしば問題になることがありますが、いずれにしても廃棄されたものは処分される運命にあります。
飲食店や食品工場など調理や製造のプロセスの中で生じた廃棄物はもちろんのこと、スーパーやコンビニエンスストアで売れ残った食品も賞味期限を過ぎれば廃棄されることになります。
専用の施設には全国から大量に廃棄される食品が運び込まれますが、そのままでは到底作業は追い付きません。
そこで利用されるのが食物残渣乾燥機で、現場での負担を軽減するためのソリューションとなります。
ベルトコンベアなどで運び込まれた食物は食物残渣乾燥機を通り抜ける際に加熱されたローラーなどに接触することで水分が蒸発し、乾燥したものだけが残ります。
これにより容量が大幅に減容され、その後の管理や処分の手間が低減されます。
減容かつ乾燥した食物は埋め立てがされるほか、脱臭装置を使用して気になる臭いの元が除去された後、食材によっては家畜に与える飼料や植物を育てるための肥料などに再利用されることもあります。
これが実現できるのも山本技研工業株式会社が開発した食物残渣乾燥機が高精度で水分と食物を分離したり、不純物を取り除くことが可能だからこそ成せる業です。
廃棄する食物を適正に処分したり、有効活用するために同社の技術が役立てられています。